『サタデー・ナイト・フィーバー』レビュー|ジョン・トラボルタが描いた70年代アメリカの孤独と現実:MANPA Blog

70年代アメリカの心臓の鼓動 ごきげんいかがですか。まんぱです。1977年公開の映画『サタデー・ナイト・フィーバー』(日本公開は1978年)はご存知ですか。ディスコ・ブームの火付け役というイメージが強いかもしれません。もちろん、そのとおりなのですが、…

『フルメタル・ジャケット』レビュー|キューブリックが描いた人間破壊のシステムとベトナム戦争:MANPA Blog

『フルメタル・ジャケット』が剥ぎ取る人間の正体 ごきげんいかがですか。まんぱです。『フルメタル・ジャケット』は、スタンリー・キューブリックが1987年に世に送り出したベトナム戦争映画です。数あるベトナム戦争映画の中でも、ひときわ異彩を放つ冷徹な…

『レオナルド・ダ・ヴィンチ』書評|ウォルター・アイザックソンが描く「完成しない天才」:MANPA Blog

思考の渦、未完の聖域 ごきげんいかがですか。まんぱです。天才とは、生まれたときから完璧な存在なのか。それとも、誰よりも迷い、誰よりも寄り道をした人のことなのか。ウォルター・アイザックソンの『レオナルド・ダ・ヴィンチ』は、そんな問いを投げかけ…

『最後の一色』感想|和田竜が描く歴史に消えた若き戦国武将の物語:MANPA Blog

歴史に名を残さなかった若き武将 ごきげんいかがですか。まんぱです。和田竜の新作を心待ちにしていた人は多かったと思います。『村上海賊の娘』から十二年ぶりとなる長編小説『最後の一色』は、その期待を軽々と超えてくる小説です。舞台は戦国時代の丹後。…

映画『ナイル殺人事件』レビュー|エジプトの壮麗な景色が映し出す、愛に狂った人間たちの静かな絶望:MANPA Blog

流れるナイルに映る人間の業と愛の深淵 ごきげんいかがですか。まんぱです。映画には、物語が動き出すまでの沈黙そのものを味わわせる力があります。ケネス・ブラナー主演・監督の「ナイル殺人事件」は、惨劇が幕を開けるまでにたっぷりと時間をかけます。砂…

『自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体』書評|ドラマVIVANTの「別班」は実在するのか?証言から浮かび上がる秘密部隊の正体:MANPA Blog

存在しないはずの部隊 ごきげんいかがですか。まんぱです。​日本には、表舞台では決して語られない「影の部隊」が存在する。そんな噂を耳にしたことはありませんか。石井暁の『自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体』は、その衝撃的な影の姿を追い続け…

荒唐無稽なSFでも楽しめる!ムーア版ボンドが作る『007/ムーンレイカー』の魅力:MANPA Blog

ムーア版ボンドー荒唐無稽でも愛される理由 ごきげんいかがですか。まんぱです。1979年に公開された『007/ムーンレイカー』は、かなり思い切ったSF色の強い作品です。それなのに多くのファンから受け入れられました。興行収入もかなりよかった。一番大きな理…

『カジノ・ロワイヤル』イアン・フレミングが描いた007の原点|ヴェスパーに託したボンド誕生の残酷な儀式:MANPA Blog

『カジノ・ロワイヤル』が描く英雄の誕生と人間性の喪失 ごきげんいかがですか。まんぱです。イアン・フレミングの『カジノ・ロワイヤル』は、007ジェームズ・ボンドが初めて登場した小説です。いわばジェームズ・ボンドシリーズの原点です。我々がイメージ…

映画『アポロ13』レビュー|トム・ハンクス主演、失敗を誇りに変えた実話宇宙映画の傑作:MANPA Blog

「失敗」を名作に変えた映画 ごきげんいかがですか。まんぱです。「成功は祝賀され、失敗は隠される」それが世の常かもしれません。ですが、この映画が映し出すのは、そのどちらでもない世界です。トム・ハンクス主演、ロン・ハワード監督の『アポロ13』は、…

キアヌ・リーブス主演『ジョン・ウィック』レビュー|革新的アクションの快楽と物語の限界:MANPA Blog

理屈を超えた純度100%の衝撃 ごきげんいかがですか。まんぱです。​映画には、時として理屈や論理を飛び越えてしまう瞬間があります。観る側の感情を強引かつ鮮烈に掴んで離さない圧倒的なパワーです。キアヌ・リーブス主演の『ジョン・ウィック』は、その力…