晴耕雨読で生きる

本を読み、感想や書評を綴るブログです。主に小説。

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2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『まほろ駅前狂騒曲』:三浦しをん【感想】|まほろシリーズ大団円

こんにちは。本日は、三浦しをんさんの「まほろ駅前狂騒曲」の感想です。 行天が多田便利件に転がり込んでから2年が経過しています。相変わらず順風満帆な関係とは言えません。 二人には重い過去があります。消えない心の傷です。「まほろ駅前多田便利軒」…

『騙し絵の牙』:塩田武士【感想】|騙されるな。真実を、疑え。

こんにちは。本日は、 塩田武士氏の「騙し絵の牙」の感想です。 大泉洋の写真が表紙を飾ります。作中にも彼の写真が挿入されている。塩田武士氏が大泉洋をイメージしてあてがきをしているのだから、読み進めれば大泉洋が頭に常に浮かびます。だからと言って…

『少年と犬』:馳 星周【感想】|神が遣わした贈り物

こんにちは。本日は、第163回直木賞受賞作、馳 星周氏の「少年と犬」の感想です。 犬(多聞)を中心にした連作短編集です。関わる人たちの人生を描いています。犬との関係ははるか昔から続いていて、人間にはかけがえのない存在です。犬が何をもたらすかは、…

『アクロイド殺し』:アガサ・クリスティ【感想】|誰がアクロイド氏を殺したか

こんにちは。本日は、アガサ・クリスティの「アクロイド殺し」の感想です。 1925年に連載小説として発表されたポワロシリーズの三作目。アガサ・クリスティの作品全体でも人気のある作品です。100年近く前の作品ながら、今でも十分読み応えがあります。 本作…

『四畳半タイムマシンブルース』:森見登美彦、上田 誠【感想】|気ままな連中が”昨日”を改変。世界の存続と、恋の行方は!?

こんにちは。本日は、森見登美彦氏(著)、上田 誠氏(原案)の「四畳半タイムマシンブルース」の感想です。 「サマータイムマシン・ブルース」のストーリーで、「四畳半神話大系」の登場人物たちがドタバタ劇を引き起こす。上田誠氏の「サマータイムマシン…