読書LIFE ~毎日が読書日和~

本を読み、備忘録的に感想を綴るブログ。主に小説。映画もたまに。

小説(作家名)-た行の作家

ジェノサイド:高野和明【感想】

読み始めたら止まらないくらい、面白く読み応えがある作品です。 出来の良いハリウッド映画を観ているようです。もっと言えば、それ以上の奥行きがあります。小説なので視覚的な迫力はありません。その代わり、文章を読んで想像する世界は限りなく広がります…

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。:辻村深月【感想】

主人公は、幼馴染の神宮司みずほと望月チエミ。 この二人を軸に、母娘の関係・女友達の関係を生々しく、重苦しく描いています。 30歳のみずほとチエミが感じる感情に共感できるかどうか。彼女たちが歩んできた今までの人生に共感できるかどうか。また、登場…

仮面病棟:知念実希人【感想】

知念実希人の作品を読むのは初めてです。「崩れる脳を抱きしめて」が、2018年本屋大賞8位になるなど注目の作家です。 仮面病棟は、一気読み必死の本格ミステリー×医療サスペンスという触れ込みです。閉ざされた病院内は、読み手に手に汗を握る緊張感を与え…

冷たい校舎の時は止まる:辻村深月【感想】

今、最も注目されている作家の一人である辻村深月のデビュー作。 文庫で上下巻、1,000ページ以上の長編です。デビュー作とは思えないくらいの完成度の高いミステリー小説だと思います。 雪が降りしきる学校の中に閉じ込められた8人の生徒。閉じられた世界の…

スロウハイツの神様:辻村深月【感想】

「スロウハイツの神様」の内容 「スロウハイツの神様」の感想 全てを読み終えることで感動が与えられる 前半部分の退屈さ 加々美莉々亜の入居 最終章 「スロウハイツの神様」の内容 人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだ―あの事件から十年。アパート「…

死んでいない者:滝口悠生【感想】

「死んでいない者」の内容 秋のある日、大往生を遂げた男の通夜に親類たちが集った。子ども、孫、ひ孫たち30人あまり。一人ひとりが死に思いをはせ、互いを思い、家族の記憶が広がっていく。生の断片が重なり合って永遠の時間が立ち上がる奇跡の一夜。第154…

共喰い:田中慎弥【感想】

「共喰い」の内容 一つ年上の幼馴染、千種と付き合う十七歳の遠馬は、父と父の女の琴子と暮らしていた。セックスのときに琴子を殴る父と自分は違うと自らに言い聞かせる遠馬だったが、やがて内から沸きあがる衝動に戸惑いつつも、次第にそれを抑えきれなくな…

ツナグ:辻村深月【感想】

「ツナグ」の内容 一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員…ツナグの仲介…

13階段:高野和明【感想】

「13階段」の内容 犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。処刑までに残された時間はわずかしかない。二人は、無実…