読書LIFE ~毎日が読書日和~

本を読み、備忘録的に感想を綴るブログ。主に小説。映画もたまに。

直木賞

海の見える理髪店:荻原 浩【感想】

第155回直木賞受賞作です。 表題作「海の見える理髪店」を含む6編から成る短編集ですが、それぞれの短編に関連性はありません。完全に独立した物語です。 ただ、その中にテーマを求めるとしたら、それは「家族」です。 親子の物語。夫婦の物語。 そして、喪…

月の満ち欠け:佐藤正午【感想】

第157回直木賞受賞作です。 全く内容を知らずに読み始めました。恋愛小説なのか、ミステリーなのか、ファンタジーなのか、コメディなのか。それすらも知らずにです。 だから、物語が「愛する人に再会するために、生まれ変わりを繰り返す」という内容だと気付…

利休にたずねよ:山本兼一【感想】

「利休にたずねよ」の内容 「利休にたずねよ」の感想 利休の生涯 多重な視点による利休像 利休にたずねよ 利休と茶の湯と美 「利休にたずねよ」の内容 女のものと思われる緑釉の香合を肌身離さず持つ男・千利休は、おのれの美学だけで時の権力者・秀吉に対峙…

下町ロケット:池井戸 潤【感想】

「下町ロケット」の内容 研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製…

「空中ブランコ」 奥田英朗

「空中ブランコ」の内容 伊良部総合病院地下の神経科には、跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のやくざなど、今日も悩める患者たちが訪れる。だが色白でデブの担当医・伊良部一郎には妙な性癖が…。この男、泣く子も黙るトンデモ精神科医…

「流」 東山彰良

「流」の内容 1975年、偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。17歳。無軌道に生きるわたしには、まだその意味はわからなかった。大陸から台湾、そして日本へ。歴史に刻まれた、一家の流浪と決断の軌跡。台湾生まれ、日本育ち。超弩級の才…

「テロリストのパラソル」 藤原伊織

「テロリストのパラソル」の内容 ある土曜日の朝、アル中のバーテンダー・島村は、新宿の公園で1日の最初のウイスキーを口にしていた。そのとき、公園に爆音が響き渡り、爆弾テロ事件が発生。全共闘運動に身を投じ、脛に傷を持つ島村は現場から逃げ出すが、…

「何者」 朝井リョウ

「何者」の内容 就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから―。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として…