2016年本屋大賞の受賞作:MANPA Blog

 

2015年11月〜2016年4月にかけて実施された第13回本屋大賞の受賞作一覧です。   

 

 

大賞 『羊と鋼の森』宮下奈都 【得点:372.0点】 

ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った感動作。

 

2位 『君の膵臓をたべたい』住野よる 【得点:327.5点】 

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。

 

3位 『世界の果てのこどもたち』中脇初枝 【得点:274.0点】 

珠子、茉莉、美子――3人の少女は、戦時中の満州で出会った。何もかも違う3人は、とあることから確かな友情を築き上げる。やがて終戦が訪れ、3人はそれぞれの道を歩み始める。日本、中国で彼女たちはどう生きたのか。そして再び出会うことはあるのだろか――。

 

4位 『永い言い訳』西川美和 【得点:261.0点】 

妻が死んでも泣けない男のラブストーリー。映画化話題作 予期せず家族を失った者たちは、どのように人生を取り戻すのか――。人を愛することの「素晴らしさと歯がゆさ」を描ききった物語。

 

5位 『朝が来る』辻村深月 【得点:229.5点】 

長く辛い不妊治療の末、栗原清和・佐都子夫婦は、民間団体の仲介で男の子を授かる。朝斗と名づけた我が子はやがて幼稚園に通うまでに成長し、家族は平穏な日々を過ごしていた。そんなある日、夫妻のもとに電話が。それは、息子となった朝斗を「返してほしい」というものだった――。

 

6位 『王とサーカス』米澤穂信 【得点:226.5点】 

2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。現地で知り合った少年にガイドを頼み、穏やかな時間を送ろうとしていた太刀洗だったが、王宮では国王をはじめとする王族殺害事件が勃発。太刀洗は早速取材を開始したが、そんな彼女を嘲笑うかのように、彼女の前にはひとつの死体が転がり……。『さよなら妖精』の出来事から十年のときを経て、太刀洗万智は異邦でふたたび大事件に遭遇する。

 

7位 『戦場のコックたち』深緑野分 【得点:223.0点】 

1944年6月6日、ノルマンディーが僕らの初陣だった。コックでも銃は持つが、主な武器はナイフとフライパンだ――料理人だった祖母の影響でコック兵となったティム。冷静沈着なリーダーのエド、陽気で気の置けないディエゴ、口の悪い衛生兵スパークなど、個性豊かな仲間たちとともに、過酷な戦場の片隅に小さな「謎」をみつけることを心の慰めとしていたが……

 

8位 『流』東山彰良 【得点:99.0点】 

一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾 に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で? 無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は、自らのルーツをたどる旅に出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。

 

9位 『教団X』中村文則 【得点:93.0点】 

謎のカルト教団と革命の予感。4人の男女の「運命」が重なり合い、この国を根底から揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。

 

10位 『火花』又吉直樹 【得点:46.0点】 

売れない芸人徳永は、熱海の花火大会で、師として仰ぐべき先輩神谷に電撃的に出会った。神谷はまったく独自のお笑い哲学を抱いていて、日常においても、人とは違う行動や思考を繰り広げる類稀な男だった。そんな天才肌の神谷を徳永は師として仰ぐ。二人とも貧しいながらもまっさらな生を生きていた。徳永はすこしずつ売れるようになっていき、やがて、ある決断をすることになる――。