読書LIFE ~毎日が読書日和~

本を読み、備忘録的に感想を綴るブログ。主に小説。映画もたまに。

「それが映画をダメにする」を読んで【雑記】

映画批評とは 

 批評には、読んでいて気持ちのいい批評と嫌な気分にさせる批評があります。

 この本における映画批評は、前者です。読んでいて気持ちいい。

 かなり厳しい物言いで批評をしている作品もあります。その作品の監督や出演者にとっては、耳が痛いかもしれません。しかし、映画を作るということは、評価されることとともに、少なからず批判を浴びることでもあるのです。

  

 ただ、厳しい批評であったとしても、この本の著者の批評には納得させられるものが多くあります。それは、著者の取材や調査、多くの映画を観ることによる経験値。そういったものが、説得力の源となっているのでしょう。

 

 何かに対する批判というのは、自分と同じなら共感しますし、もし違う意見だったとしても、そういう視点や考え方があるのか、と視野を広げることができます。

 

本書における批評 

 この本では、48本の映画に対して批評しています。その48本のうち、私が観たのは、たった12本です。その12本に関して、著者の批評に完全に共感したのは5本。違う意見だったのが1本。その他は、共感できる部分とできない部分が混じっていました。

 ただ、その1本にしても、自分と違う意見でありながら、納得させられるものがあります。ただ、映画は、多分に主観に影響されるものですので、意見の違いが出て当然です。著者の意見を押し付けられるようなことがない文章なので、自分の考えと違う批評を読むほうが面白いと感じるほどです。

 ただ、12本しか映画を共有していなかったのが残念でした。

 

 この本の著者の前田有一氏は、かなり厳しい批評家として映画界では知られているようです。確かに辛口ですが、その根底には映画が好きだということが、この文章から滲み出ています。だから、読んでいて気持ちいいのでしょう。

 

著者運営サイトの紹介 

  

観たくなった映画 

 最後に、この本を読んで、是非、観てみたいと思った映画を紹介したいと思います。

この本を読むことで、観たい映画が増えることを祈っています。