最近は月に10冊読めないペースになっています。仕事が忙しい訳ではないのですが、夜になると猛烈に眠気が襲ってきます。夏場になり疲れているのかも。夏に体が慣れれば、ペースは戻るかもしれませんが。
7月の読書本は6作品、9冊でした。終戦のローレライが4冊だったので、作品数に比べ冊数は多いです。私の7月の読書本のおすすめ度です。「おすすめ度★★」はありません。
おすすめ度★★★★★
終戦のローレライ 福井晴敏
私の好きな作家 福井晴敏の代表作です。文庫で4冊の大長編ですが、中弛みは一切ありません。戦争を軸にしながらも人間そのものを描く。だからこそ引き込まれます。
おすすめ度★★★★
続 横道世之介 吉田修一
タイトル通り、「横道世之介」の続編です。前作は本屋大賞3位を受賞しており、私のお気に入りのひとつです。著者の描く世之介が読者の心を揺らし、誰もが世之介に魅せられます。
おすすめ度★★★
ソードアート・オンライン13 アリシゼーション・ディバイディング 川原 礫
セントラル・カセドラルの階を上がるごとに緊張感が増していきます。ディバイディングではキリトとユージオが別行動です。セントラル・カセドラルの中で交互に描かれる2人ですが、ユージオの方がやや緊張感が高い。
迷路館の殺人 綾辻行人
「館シリーズ」三作目です。本作は、作中作と見立て殺人を軸としたミステリー作品です。作中作自体に仕掛けがあることは予想できますが、「迷路館の殺人」が始まると作中作であることを忘れてしまいます。
おすすめ度★
彼女は存在しない 浦賀和宏
ふわふわと上滑りしているような内容です。時代背景が違うのは仕方ないにしても、共感には遠い。共感や理解出来る登場人物がいなかったことに加え、描かれている世界が狭いことも残念な部分です。
学びを結果に変えるアウトプット大全 樺沢紫苑
発行部数40万部を超えるベストセラーです。ビジネス書なのか、実用書なのか、自己啓発本なのか。私が読んだ印象では自己啓発本です。精神科医が執筆しているから、自己啓発要素が強くなるのかもしれません。