お盆が過ぎても、まだまだ暑い日が続く8月。朝晩の涼しさは増してきたような気はしますが。
8月に読んだ本は6冊でした。8月の読書本のおすすめ評価を。
おすすめ度★★★★★
沈黙のパレード 東野圭吾
久々のガリレオシリーズですが、やはり面白い。登場人物の変化が新しい感触を与えています。読み応えのあるミステリーでありヒューマンドラマです。
メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット 伊藤計劃
ゲームを知らない状態で読みましたが、十分楽しめました。伊藤計劃らしい表現や言い回しに世界観を感じます。「虐殺器官」や「ハーモニー」に通じる部分があります。
おすすめ度★★★★
シーソーモンスター 伊坂幸太郎
「螺旋」プロジェクトのテーマに則りながら、全く雰囲気の異なった作品です。プロジェクトのルールに沿うという制限がありながらも、それが面白みとなって読み応えを与えています。
おすすめ度★★★
だれでも書ける最高の読書感想文 斎藤 孝
本書を読んだからと言って、すぐに感想文が上手になるというものではないでしょう。ただ感想文に対する考え方、向き合い方、意識は変わるはずです。
おすすめ度★★
項羽と劉邦 司馬遼太郎
史実に基づくからこそ重みが出ます。一方、史実に基づくストーリーを作るためには、作者の創作する部分が制限されます。全体的に平坦に感じるのはそのためでしょうか。
おすすめ度★
さよならドビュッシー 中山七里
ミステリーを期待して読むよりは、音楽小説、青春小説として読んだ方がいい。ミステリーに期待し過ぎると肩透かしを感じます。