読書LIFE ~毎日が読書日和~

本を読み、感想や書評を綴るブログです。主に小説。

定期「2018年11月(霜月)」の読書本

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 そろそろコートが必要になってきた11月。日が一層短くなり、寒さが日に日に身に沁みます。11月の読書本は7冊でした。あまり読めなかった印象です。11月のおすすめ度合いです。  

おすすめ度★★★★★

蜂と遠雷 恩田 陸 

ピアニストの厳しい勝負の世界を描いている作品だと想像していましたが、意表を突かれました。彼らの音楽に対する姿勢、謙虚さ、人生。様々な要素が描かれています。爽やかな読後感を味わうことが出来ます。

おすすめ度★★★★

の国のクーパー 伊坂幸太郎 

思い込みを変えようと努力することは決して無駄なことではありません。一番の問題は何もしないこと。勝手な理屈で思い込み、何もしないことを正当化すること。変わるきっかけに気付くかどうか。また気付いた時に変わる努力をするかどうか。人の生き方を語っている物語です。

おすすめ度★★★

かづき 森 絵都 

教育に正解があるのだろうか。教育を考える時は、社会の在り方も考える必要が出てくるはず。社会が変化し続けるならば、教育も定型化した正解は存在しない。常に変化を求められ、検証していくべきことなのだろう。 

K 伊坂幸太郎 

全ての辻褄が合う正解があるのかどうか。そこに辿り着くことが出来るのかどうか。爽快感とは違う読み応えがあります。 

おすすめ度★★

リンピックの身代金 奥田英朗 

当時の時代背景を知識として知ることはできても、実感することはできない。小説内で描かれていた人夫の状況が事実だったのか誇張されているのか分かりません。ただ、東京オリンピックの光の影で多くの人々が苦しんだという事実があったのでしょう。 

おすすめ度★

京タワー オカンとボクと、時々、オトン リリー・フランキー 

親は子供のためにならどんなことでもしてあげたい。自分が親になって初めて分かります。本作は、読む時のタイミングで感想は変わると思います。親に面倒を見てもらっている時と、自分が親になってからでは全く違う感想を持つと思います。

日は、お日柄もよく 原田マハ

政治色が強い上にリアリティのなさに、引き込まれていかない。完全なフィクションとして描かれていればいいのですが、中途半端に現実の政治に沿わせているところが逆に違和感を増幅させていきます。物語の前半はまだ良かったのですが、政治の話になったあたりから引き込まれることはなかった。