books
砂漠の惑星アラキスを舞台に描かれる壮大な叙事詩 ごきげんいかがですか。まんぱです。「デューン 砂の惑星」ー映画と原作小説、どちらから楽しむべきか迷ったことはありませんか。私は映画を先に鑑賞してから、小説を読みました。今回は、主人公ポールの運…
推理は追いつかない。体験するしかない。 ごきげんいかがですか。まんぱです。貴志祐介は、私にとっては「新刊が出たら必ず読む」作家のひとりです。貴志祐介の小説で最初に読んだのは『青の炎』です。あの独特の緊張感と残酷なまでの青春の描き方に衝撃を受…
人生という名のマラソン~後半生で最高の自分に生まれ変わる方法 ごきげんいかがですか。まんぱです。もし今、あなたが人生の後半戦の入口に立っているとしたらどうでしょうか。「このまま走り続けていいのかな?」と、漠然とした不安を抱えているかもしれま…
脱出劇の緊張感と謎解きの面白さ ごきげんいかがですか。まんぱです。「ぎんなみ商店街の事件簿」が面白かったので、本作も期待して手に取りました。タイトルの「アリアドネ」は、ギリシャ神話で迷宮を脱出するために糸を渡した女性です。「アリアドネの糸」…
東野圭吾が描く優しく温かいヒューマンドラマ ごきげんいかがですか。まんぱです。東野圭吾ファンなら手に取りたくなる『クスノキの女神』。2020年に出た『クスノキの番人』の続編ですが、完結したと思っていた物語に続編が出るとは少し驚きです。前作のファ…
ごきげんいかがですか。まんぱです。小説より先に映画を観ました。全く予備知識なしで観たのですが、思いのほか面白かったです。キャストも豪華ですが、特に主人公を演じた藤原竜也が目立ちます。あの独特の危うさが、津田伸一のイメージにぴったりです。小…
宇宙の法則も、人類の運命も揺るがすSF叙事詩 ごきげんいかがですか。まんぱです。中国で制作されたSF超大作『三体』のドラマシリーズを観ました。迫力と緻密な描写に心を奪われました。その興奮が冷めないうちに原作小説を手に取り、再読しました。再読する…
読者の先入観を試す構造 ごきげんいかがですか。まんぱです。『探偵小石は恋しない』は、読み始めるとすぐに気楽に読めそうって思える小説です。文章のテンポもいいし、キャラクター同士の距離感も心地いい。読んでいてリラックスできます。ただ、読んでいく…
懐かしい遊びが、思わぬ頭脳戦に ごきげんいかがですか。まんぱです。タイトルを見たとき、ついグリコ森永事件を題材にした小説かと思ってしまいました。何十年経っても「グリコ」という言葉には、あの事件の印象が強く残っていますから。でも、読み始めてす…
『生殖記』の魅力と違和感をレビュー ごきげんいかがですか。まんぱです。朝井リョウの小説はよく話題になります。でも、人によって好き嫌いが分かれる作家のような気もします。私も最初に読んだ『何者』があまり響かず、それ以来しばらく距離を置いていまし…
家族の秘密、介護の現実…そのすべてが静かに心に響く物語 ごきげんいかがですか。まんぱです。湊かなえさんの『C線上のアリア』は、家族の秘密と介護の現実を描いたヒューマンドラマです。穏やかな謎解き要素もあり、読み終えた後にじんわり心に残る一冊です…
神秘的な表紙に惹きつけられる一冊 ごきげんいかがですか。まんぱです。神秘的な表紙と「レーエンデ国」という聞き慣れない名前に目を引かれます。ファンタジー小説好きならつい手に取りたくなる一冊です。緻密に作られた架空の世界、魅力的な登場人物、そし…
『それいけ!平安部』を読んでわかった魅力とイマイチな点 ごきげんいかがですか。まんぱです。宮島未奈さんの『それいけ!平安部』は、高校生活を舞台にちょっと変わった部活「平安部」を立ち上げた生徒たちの青春を描いています。『成瀬は天下を取りにいく…
「やらないこと」を決めるって、こんなに自由なんだグレッグ・マキューン『エッセンシャル思考』を読んで気づいたこと ごきげんいかがですか。まんぱです。「毎日忙しいのに、なんだか達成感がない」「頼まれごとを断れなくて、気づいたら自分の時間がない」…
40年読み継がれる理由とは?考える力の原点に迫る ごきげんいかがですか。まんぱです。「情報を増やすほど、頭が整理できなくなる」。そんな経験はありませんか?外山滋比古の『思考の整理学』は、まさに現代人が抱える「考える疲れ」に効く一冊です。1983年…
癒し系ミステリーの限界第23回『このミステリーがすごい!』大賞作品を読んで ごきげんいかがですか。まんぱです。第23回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した注目の小説。パン屋を舞台に、大学生が日常の謎を解いていく。そんな紹介を見て、「ほっこ…
『法廷占拠 爆弾2』──あの衝撃作の続編、再び爆発するか? ごきげんいかがですか。まんぱです。 直木賞候補にもなった話題作「爆弾」の続編、『法廷占拠 爆弾2』です。タイトルの「爆弾2」という表記に加え、「法廷」「占拠」という強烈なワードが目を引…
東野圭吾『架空犯』――現実と虚構のあいだで描かれる青春と真実 ごきげんいかがですか。まんぱです。東野圭吾の「架空犯」は、2024年11月1日に発売されたミステリー小説です。警察の捜査に青春の思い出を重ねた、ちょっと異色の作品。発売直後から評判が高く…
こんにちは。本日は、ロバート・A・ハインライン氏の「宇宙の孤児」の感想です。1963年に刊行された作品です。原題は「Orphans of the Sky」。「宇宙の孤児」という和訳は、本作の本質を言い表しています。また、どんな内容だろうと期待させる。第一部の「大…
「スロウハイツの神様」に登場した人気作家「チヨダ・コーキ」のデビュー作という設定です。作中作家の作品なので、チヨダ・コーキの個性を意識しているのが感じ取れます。中高生向けのライトノベル風であり、ボリュームも少ない。 www.dokusho-life.com 舞…
過去と現在を繋ぐ巧妙なトリックとは? 館シリーズの第二作目ですが、著者がシリーズを意識して執筆した最初の作品です。「十角館の殺人」の次作の構想をしている際に、館シリーズを思いついたと述べています。「十角館の殺人」を読んだ時、私は伏線らしい伏…
読むほど迷う、読むほど魅せられる 文庫で1,000頁を超える長編です。結末で明かされた謎の答えがあまりに予想外でした。読んできたことの整合性を確認したくなったので2度読みです。ミステリー小説で謎が明かされると、これまでの出来事に意味が与えられ、…
2022-4-27 ご覧いただきありがとうございます。今回は、伊坂幸太郎さんの「作品一覧 出版順」です。 私が、特に好きな作家の一人である「伊坂幸太郎」さん。彼が作り出す小説の世界は、読者を惹きつけ離さない魅力があります。その魅力は、軽妙な会話や緻密…
文庫版を1年くらい前に購入していたのですが6冊というボリュームから、なかなか手が出ず積読状態になっていた小説です。ようやく読み始めましたが、もっと早くに読めば良かったと後悔しました。それくらい夢中になって読める作品です。超長編なのですが、…