小説の海

本を読み、感想や書評を綴るブログです。主に小説。

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『さざなみのよる』:木皿 泉【感想】|宿り、去って、やがてまたやって来る

こんにちは。本日は、木皿 泉氏の「さざなみのよる」の感想です。 木皿泉氏の小説を読むのは初めてです。夫婦脚本家のペンネームだと知り、二人で小説を執筆していくのはどんな作業なのか興味の抱くところです。 本作は死を扱っています。生きている限り、死…

『コンタクト』:カール・セーガン【感想】|どこかの惑星に必ず知的な生物がいる

こんにちは。本日は、カール・セーガン氏の「コンタクト」の感想です。 1986年に日本語訳の文庫が発刊されました。地球外知的生命体とのファーストコンタクトを描いており、天文学者でもあるカール・セーガンの中でも知られた作品です。 地球外知的生命体探…

2021年本屋大賞の受賞作

2020年12月〜2021年4月にかけて実施された第18回本屋大賞の受賞作一覧です。 大賞 『52ヘルツのクジラたち』町田 そのこ 【得点:365.5点】 2位 『お探し物は図書室まで』青山 美智子 【得点:287.5点】 3位 『犬がいた季節』伊吹 有喜 【得点:286.5点】 …

『私が彼を殺した』:東野 圭吾【感想】|容疑者は三人。真相はどこにあるのか。

こんにちは。本日は、東野圭吾氏の「私が彼を殺した」の感想です。 加賀恭一郎シリーズの第5作目です。殺人事件に関わる神林貴弘、駿河直之、雪笹香織の三人の視点で描かれます。 三人に共通するのは、被害者の穂高誠に対する不満です。殺意に変化してもお…

『推し、燃ゆ』:宇佐見 りん【感想】|推しが炎上した。

こんにちは。本日は、宇佐見りんさんの「推し、燃ゆ」の感想です。 第164回芥川賞受賞作。2021年本屋大賞にもノミネートされています。最終的にプロの作家に選ばれる純文学の芥川賞作品が、一般人の書店員の支持を受けたのは意外に感じます。純文学は読みづ…

『三体Ⅱ 黒暗森林』:劉慈欣【感想】|人類の命運は四人の面壁者の手に委ねられた

こんにちは。本日は、劉 慈欣氏の「三体Ⅱ 黒暗森林」の感想です。 劉慈欣氏の「三体」三部作の第2作目です。前作は、地球外知的生命体とのファーストコンタクトが描かれました。彼らとのコンタクトは地球を存亡の危機に陥れます。三体星人が地球に訪れるの…

『三体』:劉 慈欣【感想】|VRゲーム『三体』の驚くべき真実とは?

こんにちは。本日は、劉慈欣氏の「三体」の感想です。 中国人作家による中国で出版されたSF小説を読むのは初めてです。かなりのボリュームの小説ですが、一気に読みきるほど面白い。三体三部作は中国で2100万部を売り上げています。中国の人口を考慮しても発…

『まほろ駅前狂騒曲』:三浦しをん【感想】|まほろシリーズ大団円

こんにちは。本日は、三浦しをんさんの「まほろ駅前狂騒曲」の感想です。 行天が多田便利件に転がり込んでから2年が経過しています。相変わらず順風満帆な関係とは言えません。 二人には重い過去があります。消えない心の傷です。「まほろ駅前多田便利軒」…

『騙し絵の牙』:塩田武士【感想】|騙されるな。真実を、疑え。

こんにちは。本日は、 塩田武士氏の「騙し絵の牙」の感想です。 大泉洋の写真が表紙を飾ります。作中にも彼の写真が挿入されている。塩田武士氏が大泉洋をイメージしてあてがきをしているのだから、読み進めれば大泉洋が頭に常に浮かびます。だからと言って…

『少年と犬』:馳 星周【感想】|神が遣わした贈り物

こんにちは。本日は、第163回直木賞受賞作、馳 星周氏の「少年と犬」の感想です。 犬(多聞)を中心にした連作短編集です。関わる人たちの人生を描いています。犬との関係ははるか昔から続いていて、人間にはかけがえのない存在です。犬が何をもたらすかは、…

『アクロイド殺し』:アガサ・クリスティ【感想】|誰がアクロイド氏を殺したか

こんにちは。本日は、アガサ・クリスティの「アクロイド殺し」の感想です。 1925年に連載小説として発表されたポワロシリーズの三作目。アガサ・クリスティの作品全体でも人気のある作品です。100年近く前の作品ながら、今でも十分読み応えがあります。 本作…

『四畳半タイムマシンブルース』:森見登美彦、上田 誠【感想】|気ままな連中が”昨日”を改変。世界の存続と、恋の行方は!?

こんにちは。本日は、森見登美彦氏(著)、上田 誠氏(原案)の「四畳半タイムマシンブルース」の感想です。 「サマータイムマシン・ブルース」のストーリーで、「四畳半神話大系」の登場人物たちがドタバタ劇を引き起こす。上田誠氏の「サマータイムマシン…