晴耕雨読で生きる

本を読み、感想や書評を綴るブログです。主に小説。

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2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『読書する人だけがたどり着ける場所』:齋藤 孝【感想】|本物の教養は、読書で身につく

読書は素晴らしいものです。成長を促すのはもちろんですが、そもそも楽しいし、難しいことでもありません。本書を読むとハッとさせられることが多い。読書は情報を集めるためだけのものではありません。ネットで情報取集することとは全く違うものなのです。 …

『ソードアート・オンライン17 アリシゼーション・アウェイクニング』:川原 礫【感想】

アンダーワールド大戦も佳境に入り一進一退を繰り返します。消耗戦の様相を呈してきました。ダークテリトリー軍も個々の人物が描かれ、それぞれに個性的になってきます。ダークテリトリー軍の全てが完全な悪ではないことが分かってきます。悪の定義にもより…

『ナポレオン3 転落篇』:佐藤 賢一【感想】|果たすべき、使命がある

転落篇が一番スピード感があります。二度の退位と復権、そして人生の終末へと続きます。ナポレオンの失脚は、フランス国家の変革です。一族を次々と王に任じれば、敵を作ることになるのは明白です。王政を排したフランス革命を知っているナポレオンが何故で…

『ナポレオン2 野望篇』:佐藤 賢一【感想】|世界を、手に入れろ

イタリアで勝利を得て、パリに凱旋します。英雄としてフランスでの存在感は増し、結果、イギリス方面軍司令官に任じられます。イギリスはフランスにとって大きな敵だからです。ナポレオンにとって厳しい敵であることは間違いありません。少なくとも海戦にお…

『ナポレオン1 台頭篇』:佐藤 賢一【感想】|道を拓け、己の力で

「ナポレオン・ボナパルト」 の名前を知らない人はいないだろう。フランス革命期の初代フランス皇帝であり、数多くの足跡を残している。では、彼の人生はどうだろうか。どのような幼少期を過ごし、どのようにして皇帝にまで上り詰めたのか。結果でなく、ナポ…

『高校生からわかる原子力』:池上 彰【感想】

池上彰の解説は分かりやすいし読みやすい。本書は、原子力を科学的側面と政治的側面から解説しています。 原子力の科学的側面はあまり説明されません。ウラン型とプルトニウム型、加圧水型原子炉と沸騰水型原子炉など、仕組みと理論が何となく理解できる程度…

『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ【感想】|家族よりも大切な家族

こんにちは。本日は、瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」の感想です。 2019年本屋大賞受賞作です。帯は「家族よりも大切な家族」。家族という同じ言葉で比較される家族とは、一体何でしょうか。家族はいくつもあるのでしょうか。 主人公の森宮優…

『聖女の救済』:東野圭吾【感想】|ガリレオが迎えた新たな敵、それは女。

ガリレオシリーズの長編第二作目。ガリレオシリーズは私の好きな作品のひとつです。以前、ドラマを観ていたので、真柴綾音が出るたびに天海祐希が頭に浮かんでしまいます。ドラマと小説では細部の設定が少し変えられていますが、トリック自体は同じです。答…

定期「2019年10月(神無月)」の読書本

日が短くなり、徐々に寒さも増してきました。読書の秋ですが、あまり読めなかったかな。10月の読書本のおすすめ度です。今月は、「おすすめ度★★★★★」はありません。 おすすめ度★★★★ アイネクライネナハトムジーク 伊坂幸太郎 ソードアート・オンライン16 ア…

『傲慢と善良』:辻村深月【感想】|圧倒的な”恋愛”小説

圧倒的な恋愛小説でありながら、タイトルは「傲慢と善良」です。どのような内容か気になってしまいます。純粋な感情として恋愛を描くのであれば、善良はあっても傲慢はありません。しかし、著者は人の心の奥底を描きます。人を形成した過去まで含めて、心の…

『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』: 佐藤航陽【感想】|「新しい経済」を私たちはどう生きるか!

最初に気になるのが、タイトルの「2.0」です。副題から経済の話だと分かりますが、新しい経済とは?ルールとは?生き方とは? 著者の佐藤航陽は株式会社メタップスの代表取締役ですが、恥ずかしながら著者も会社も知りませんでした。フォーブスやAERAで注目…