晴耕雨読で生きる

本を読み、感想や書評を綴るブログです。主に小説。

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ライトノベル

『アクセル・ワールド 5~9(災禍の鎧編)』:川原 礫【感想】

ご覧いただきありがとうございます。今回は、川原 礫さんの「アクセルワールド5~9」の読書感想です。 スカイ・レイカーこと倉崎楓子がネガ・ネビュラスの復帰しました。謎に包まれた加速研究会が表舞台に登場し、心意の存在を加速世界全体に明かします。…

『アクセル・ワールド 3~4(略奪者編)』:川原 礫【感想】

ご覧いただきありがとうございます。今回は、川原 礫さんの「アクセルワールド3~4」の読書感想です。 3巻と4巻を通じて描かれるのは、春雪たちと略奪者ダスク・テイカーの戦いです。両者は、現実世界と仮想世界の両方で戦います。その過程で加速世界の…

『アクセル・ワールド 02 紅の暴風姫』:川原 礫【感想】

こんにちは。本日は、川原 礫氏の「アクセル・ワールド02 紅の暴風姫」の感想です。 第1巻で、ブラック・ロータスが加速世界に復活(帰還)しました。同時に、彼女のレギオン「ネガ・ネビュラス」も。 思考を加速するブレイン・バーストは単なる格闘ゲーム…

『アクセル・ワールド 01 黒雪姫の帰還』:川原 礫【感想】

こんにちは。本日は、川原 礫氏の「アクセル・ワールド01 黒雪姫の帰還」の感想です。 本作は第15回電撃小説大賞「大賞」受賞作です。川原 礫氏の「ソードアート・オンライン」を読んで、「アクセル・ワールド」も読み始めました。いまさら感もありますが。 …

『V.T.R.』:辻村深月【感想】|アタシはあなたを愛してる

「スロウハイツの神様」に登場した人気作家「チヨダ・コーキ」のデビュー作という設定です。作中作家の作品なので、チヨダ・コーキの個性を意識しているのが感じ取れます。中高生向けのライトノベル風でありボリュームも少ない。 『スロウハイツの神様』:辻…

『ソードアート・オンライン18 アリシゼーション・ラスティング』:川原 礫【感想】|キリトの復活

「ソードアート・オンライン9 アリシゼーション・ビギニング」から始まった物語が完結します。人界VSダークテリトリーのアンダーワールド大戦は、アンダーワールドVSリアルワールドの側面も含んできています。戦争はアリスと関係なく進んでいきます。 ガブリ…

『ソードアート・オンライン17 アリシゼーション・アウェイクニング』:川原 礫【感想】

アンダーワールド大戦も佳境に入り一進一退を繰り返します。消耗戦の様相を呈してきました。ダークテリトリー軍も個々の人物が描かれ、それぞれに個性的になってきます。ダークテリトリー軍の全てが完全な悪ではないことが分かってきます。悪の定義にもより…

『ソードアート・オンライン16 アリシゼーション・エクスプローディング』:川原 礫【感想】|アンダーワールドにアスナ降臨

最終負荷実験がついに始まります。人界軍 VS ダークテリトリー軍の戦いは、守備と侵略の戦いです。アンダーワールド全体を舞台にした全面戦争は、ダークテリトリー軍による一方的な虐殺になるのでしょうか。アドミニストレータがソードゴーレムを作ったのは…

『ソードアート・オンライン15 アリシゼーション・インベーディング』:川原 礫【感想】|最終負荷実験が始まる

アドミニストレータとの決戦が終わり、アリシゼーション編が新たなステージへ進みます。暗黒界(ダークテリトリー)を含むアンダーワールド全てが舞台になります。アドミニストレータを倒しましたが、先行きは決して明るくない。 精神喪失状態のキリト。 ユ…

『ソードアート・オンライン14 アリシゼーション・ユナイティング』:川原 礫【感想】|アリシゼーション・人界編が完結

アドミニストレータに記憶を奪われ、整合騎士ユージオ・シンセシス・サーティツーとなったユージオ。キリトとの再会と決闘の火蓋が切られたところからです。最上階を目前にして、親友と死闘が始まります。元老長チュデルキンの行方も気になるところですが、…

『ソードアート・オンライン13 アリシゼーション・ディバイディング』:川原 礫【感想】|キリトとユージオの再会は・・・

セントラル・カセドラルの階を上がるごとに緊張感が増していきます。ディバイディングではキリトとユージオが別行動です。作中でキリトも言っていますが、二人が離れたのは初めてです。だからこそユージオの存在感が増していきます。そして二人は意外な形で…

『ソードアート・オンライン12 アリシゼーション・ライジング』:川原 礫【感想】|セントラル・カセドラルを駆け上がる

エルドリエ・シンセシス・サーティワンを退け、デュソルバート・シンセシス・セブンの矢から何とか逃れたキリトたちが飛び込んだ大図書室。大図書室に住まう少女「カーディナル」との邂逅で前巻は終わりました。彼女の正体は少しだけ明かされています。 本巻…

『ソードアート・オンライン11 アリシゼーション・ターニング』:川原 礫【感想】|物語が大きく動く

タイトル「ターニング」は、ターニングポイントを意味するのでしょう。物語の転換点かどうか分かりませんが、少なくとも事態が大きく動いたのは間違いありません。キリトたちの計画通りに進んできた道のりが、ある事件をきっかけに思わぬ方向に展開していき…

『ソードアート・オンライン10 アリシゼーション・ランニング』:川原 礫【感想】|アリシゼーションの意味が明かされる

「アリシゼーション・ランニング」は、行方不明になったキリトの行方を探す現実世界のアスナから始まります。その段階でアンダーワールドの正体が明かされていきます。前半は菊岡による解説が中心なので読んでいてだれる部分もありますが、必要な情報開示な…

『ソードアート・オンライン9 アリシゼーション・ビギニング』:川原 礫【感想】|壮大な物語が始まる

新章突入です。サブタイトルにアリシゼーションの名を冠するのは、第9巻「アリシゼーション・ビギニング」から第18巻「アリシゼーション・ラスティング」までの10冊です。「アインクラッド」「フェアリーダンス」「ファントムバレット」は各2冊。「マザーズ…

『ソードアート・オンライン8 アーリー・アンド・レイト』:川原 礫【感想】|在りし日のキリトの苦悩が描かれる

第2巻以来の短編集です。解放前のアインクラッドを舞台にした短編が2話。ファントム・バレット後のALOを舞台にした短編が1話。久しぶりにアインクラッド解放前の緊張感を味わうことが出来ます。SAO、ALO、GGOと舞台を変えてきましたが、やはりアインクラ…

『きみにしか聞こえない』:乙一【感想】|彼女たちの苦しみは救われたのだろうか

乙一作品を読むのは、本作が初めてです。表題作を含む3篇の短編です。短編の中でも、かなり短い部類に入ると思います。登場人物は少なく、それほど複雑なストーリーでもありません。それぞれの短編に関係性がある訳でもないので、読み応えはそれほどないと…

『ソードアート・オンライン7 マザーズ・ロザリオ』:川原 礫【感想】|ユウキとの邂逅がアスナの現実を変える

前作「ファントム・バレット」の数週間後。アスナを主人公にしたスピンオフ作品です。前作はキリトとシノンの物語であったことから、アスナを始め旧アインクラッドの面々の影は薄かった。全く出番がなかった訳ではないですが。そもそも物語の視点がキリト以…

『ソードアート・オンライン6 ファントム・バレット』:川原 礫|過去に囚われた三人が向かう先は・・・

ファントム・バレットの後半で、物語の終結です。キリトとデス・ガンの過去の因縁。シノンの心の闇。仮想世界と現実世界は必ずしも別の世界でなく、深く繋がりあっていて、それぞれに影響を及ぼしている。そのことがとてもよく伝わってきます。それは、心の…

『ソードアート・オンライン5 ファントム・バレット』:川原 礫|仮想の弾丸が現実の死をもたらす

第1巻から第4巻まで続いた「剣の世界」。第4巻で、アインクラッドから続く一連の事件に終止符が打たれました。アインクラッドからフェアリィ・ダンスへと話が進むにつれ、緊迫度が下がった印象があります。以前も書きましたが、「ログアウトできない」「…

『ソードアート・オンライン4 フェアリィ・ダンス』:川原 礫|アスナ救出のため、グランドクエストに挑む

前巻で描かれたフェアリィ・ダンスの大きなふたつのテーマ。 アスナ救出。 リーファ(直葉)とキリトの関係。 圧倒的強さを誇るキリトが攻略不可のグランドクエストに挑んだ時、どうなるのか。リーファとキリトがお互いの正体を知った時、どうなるのか。この…

『ソードアート・オンライン3 フェアリィ・ダンス』:川原 礫|仮想世界から生還しないアスナを探しに・・・。

ソードーアート・オンラインの第3巻です。副題は「フェアリィ・ダンス」。第2巻はアインクラッドにおける短編集でしたので、第1巻の続編です。第1巻は病院で目覚めたキリトがアスナを探すため、痩せ細った体を引き摺り歩き出すところで終了しました。続編…

『ソードアート・オンライン2 アインクラッド』:川原 礫|キリトは何故、ソロで挑むのか

「ソードアート・オンライン」第2巻は、4つの短編エピソードで構成されています。第1巻でアインクラッドはゲームクリアされ、一応の終結を迎えています。そこでこのような形になったのでしょう。本筋の続編は、第3巻以降です。 第1巻は74層からゲームク…

『ソードアート・オンライン1 アインクラッド』:川原 礫|これは、ゲームであっても遊びではない

5年ぶりくらいの再読です。初めて読んだライトノベルが、「ソードアート・オンライン」です。これを読んで、ライトノベルを読み始めるようになったと言っても過言ではありません。小説より先にTVアニメを見たのがきっかけで「ソードアート・オンライン」…