2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧
こんにちは。本日は、木皿 泉氏の「さざなみのよる」の感想です。 木皿泉氏の小説を読むのは初めてです。夫婦脚本家のペンネームだと知り、二人で小説を執筆していくのはどんな作業なのか興味の抱くところです。 本作は死を扱っています。生きている限り、死…
こんにちは。本日は、カール・セーガン氏の「コンタクト」の感想です。 1986年に日本語訳の文庫が発刊されました。地球外知的生命体とのファーストコンタクトを描いており、天文学者でもあるカール・セーガンの中でも知られた作品です。 地球外知的生命体探…
2020年12月〜2021年4月にかけて実施された第18回本屋大賞の受賞作一覧です。 大賞 『52ヘルツのクジラたち』町田 そのこ 【得点:365.5点】 2位 『お探し物は図書室まで』青山 美智子 【得点:287.5点】 3位 『犬がいた季節』伊吹 有喜 【得点:286.5点】 …
こんにちは。本日は、東野圭吾氏の「私が彼を殺した」の感想です。 加賀恭一郎シリーズの第5作目です。殺人事件に関わる神林貴弘、駿河直之、雪笹香織の三人の視点で描かれます。 三人に共通するのは、被害者の穂高誠に対する不満です。殺意に変化してもお…
こんにちは。本日は、宇佐見りんさんの「推し、燃ゆ」の感想です。 第164回芥川賞受賞作。2021年本屋大賞にもノミネートされています。最終的にプロの作家に選ばれる純文学の芥川賞作品が、一般人の書店員の支持を受けたのは意外に感じます。純文学は読みづ…