
2020年12月〜2021年4月にかけて実施された第18回本屋大賞の受賞作一覧です。
- 大賞 『52ヘルツのクジラたち』町田 そのこ 【得点:365.5点】
- 2位 『お探し物は図書室まで』青山 美智子 【得点:287.5点】
- 3位 『犬がいた季節』伊吹 有喜 【得点:286.5点】
- 4位 『逆ソクラテス』伊坂 幸太郎 【得点:248.0点】
- 5位 『自転しながら公転する』山本 文緒 【得点:227.5点】
- 6位 『八月の銀の雪』伊与原 新 【得点:227.5点】
- 7位 『滅びの前のシャングリラ』凪良 ゆう 【得点:223.5点】
- 8位 『オルタネート』加藤シゲアキ 【得点:169.5点】
- 9位 『推し、燃ゆ』宇佐見りん 【得点:139.5点】
- 10位 『この本を盗む者は』深緑 野分 【得点:132.5点】
大賞 『52ヘルツのクジラたち』町田 そのこ 【得点:365.5点】
52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一匹だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。そのためこの世で一番孤独だと言われている。自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる――。
2位 『お探し物は図書室まで』青山 美智子 【得点:287.5点】
「お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?」仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。
3位 『犬がいた季節』伊吹 有喜 【得点:286.5点】
1988年夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。「コーシロー」と名付けられ、以来、生徒とともに学校生活を送ってゆく。初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めながら…。昭和から平成、そして令和へと続く時代を背景に、コーシローが見つめ続けた18歳の逡巡や決意を、瑞々しく描く。
4位 『逆ソクラテス』伊坂 幸太郎 【得点:248.0点】
逆転劇なるか!? カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、思いもよらぬ結末を迎える(逆ソクラテス)。足の速さだけが正義……ではない? 運動音痴の少年は、運動会のリレー選手にくじ引きで選ばれてしまうが(スロウではない)。最後のミニバス大会。五人は、あと一歩のところで、“敵”に負けてしまった。アンハッピー。でも、戦いはまだ続いているかも(アンスポーツマンライク)。など短編全5編の主人公はすべて小学生。
5位 『自転しながら公転する』山本 文緒 【得点:227.5点】
母の看病のため実家に戻ってきた32歳の都(みやこ)。アウトレットモールのアパレルで契約社員として働きながら、寿司職人の貫一と付き合いはじめるが、彼との結婚は見えない。職場は頼りない店長、上司のセクハラと問題だらけ。母の具合は一進一退。正社員になるべき? 運命の人は他にいる? ぐるぐると思い悩む都がたどりついた答えは――。
6位 『八月の銀の雪』伊与原 新 【得点:227.5点】
憂鬱な不採用通知、幼い娘を抱える母子家庭、契約社員の葛藤……。うまく喋れなくても否定されても、僕は耳を澄ませていたい――地球の中心に静かに降り積もる銀色の雪に。深海に響くザトウクジラの歌に。磁場を見ているハトの目に。珪藻の精緻で完璧な美しさに。高度一万メートルに吹き続ける偏西風の永遠に。
7位 『滅びの前のシャングリラ』凪良 ゆう 【得点:223.5点】
「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」。学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。そして――荒廃していく世界の中で、人生をうまく生きられなかった人びとは、最期の時までをどう過ごすのか。
8位 『オルタネート』加藤シゲアキ 【得点:169.5点】
高校生限定のSNSアプリ「オルタネート」が必須の現代。料理コンテストでの失敗に悩む調理部部長の蓉(いるる)は、再びの挑戦を決断。高校を辞め居場所を探す尚志(なおし)は、音楽家らのシェアハウスに潜り込む。オルタネートを信奉する凪津(なづ)は、アプリが導く運命の相手を探す。そして文化祭の初日、三人それぞれに起こる奇跡――。
9位 『推し、燃ゆ』宇佐見りん 【得点:139.5点】
アイドルを推すことが生きがいのあかり。ある日突然、推しが炎上し―。
10位 『この本を盗む者は』深緑 野分 【得点:132.5点】
“本の街”読長町に住み、書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めているが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれたことで本の呪いが発動し、町は物語の世界に姿を変えてしまう。泥棒を捕まえない限り町が元に戻らないと知った深冬は、不思議な少女・真白とともにさまざまな物語の世界を冒険していくのだが……。



