読書LIFE ~毎日が読書日和~

本を読み、備忘録的に感想を綴るブログ。主に小説。映画もたまに。

定期「2018年5月(皐月)」の読書本

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 GWから始まった5月。過ごしやすい季節から、徐々に蒸し暑くなっていく予感を感じる日々でした。

 6月の読書本は、9作品です。

 GWは遊んでばかりいたので、あまり読書せず。中旬以降から、本格的に読み始めた印象です。

 

 それでは、5月の自分勝手なおすすめ度を・・・。

  

 

おすすめ度★★★★★

桜風堂ものがたり 村山早紀 

 

本に向き合う書店員たちの暖かくひたむきな思いが伝わってきます。ここに描かれている全ての人たちが、それぞれの物語を持っています。そのことが、厚みがあり読み応えを感じさせる小説にしています。

 

万引き事件がきっかけで、長年勤めた書店を辞めることになった青年。しかしある町で訪れた書店で、彼に思いがけない出会いが…。

  

冷たい校舎の時は止まる 辻村深月 

 

 

恐怖が支配した物語でありながら、読後には、爽やかさを感じます。謎を解いて終わりでなく、前向きな気持ちにさせてくれる。長編ですが、一気に読ませるだけの内容を持っています。

 

雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう―。 

  

おすすめ度★★★★

世界を変えた10冊の本 池上 彰 

 

池上彰さんの解説は分かりやすい。分かりやすい上に、物腰が柔らかく上品で、それでいて主張すべきことはきちんとする。人に理解してもらうように説明するのは難しい。それを実現している池上さんの能力に脱帽しました。

   

おすすめ度★★★ 

謎解きはディナーのあとで 東川篤哉 

  

軽快なストーリー展開の小説と言えますが、内容が軽い。登場人物のコミカルさが、殺人事件の深刻さと犯人逮捕に挑む強い思いを伝えてきません。短篇で読みやすいので、気楽に読んで楽しめますが、心に何かが残ると言ったものではありません。

 

国立署の新米刑事、宝生麗子は世界的に有名な『宝生グループ』のお嬢様。『風祭モータース』の御曹司である風祭警部の下で、数々の事件に奮闘中だ。大豪邸に帰ると、地味なパンツスーツからドレスに着替えてディナーを楽しむ麗子だが、難解な事件にぶちあたるたびに、その一部始終を相談する相手は“執事兼運転手”の影山。「お嬢様の目は節穴でございますか?」―暴言すれすれの毒舌で麗子の推理力のなさを指摘しつつも、影山は鮮やかに事件の謎を解き明かしていく。 

  

深夜特急6 南ヨーロッパ・ロンドン 沢木耕太郎 

  

深夜特急の完結。1年近く続いた旅の結末は、期待通りなのか。全て読み終え、心に残ったものは何なのか。一言では言い表せません。

  

イタリアからスペインへ回った〈私〉は、ポルトガルの果ての岬・サグレスで、ようやく「旅の終り」の汐どきを掴まえた。そしてパリで数週間を過ごしたあと、ロンドンに向かい、日本への電報を打ちに中央郵便局へと出かけたが―。

 

仕事は楽しいかね? デイル・ドーテン 

  

主人公に共感出来ない人には、納得出来ない部分が多いかもしれません。ひとつでも、納得し実践しようと思うのなら、読んだ価値はあります。自己啓発本はそういうものです。

  

大雪で閉鎖になった空港で、偶然出会った老人の問いかけに、動揺してしまった35歳の“私”。日々の仕事にゆきづまりを感じ、未来に期待感をもてない私に、老人は一晩だけの講義を開始した。

  

おすすめ度★★ 

あるキング 伊坂幸太郎 

  

読み終えたあとの爽快感はあまり感じず、気持ちがスッキリする結末でもありません。モヤモヤ感が拭えない。好みが別れると思います。

 

山田王求。プロ野球チーム「仙醍キングス」を愛してやまない両親に育てられた彼は、超人的才能を生かし野球選手となる。本当の「天才」が現れたとき、人は“それ”をどう受け取るのか―。

  

螺鈿迷宮 海堂 尊 

 

巌雄の独白で全貌が明らかにされるという結末。巌雄の独白で、全ての帳尻を合わせたといった印象です。また、比喩を多用した文章表現も、読みにくさを感じさせます。

  

医療界を震撼させたバチスタ・スキャンダルから1年半。東城大学の医学生・天馬は、留年を繰り返し医学の道をリタイア寸前だった。ある日、幼なじみの記者・葉子から「碧翠院桜宮病院に潜入できないか」と依頼を受ける。桜宮病院は、老人介護センター、ホスピス施設と寺院を一体化した複合型病院で、終末期医療の先端施設として注目を集めていた。しかし、その経営には黒い噂が絶えないという。天馬は看護ボランティアとして桜宮病院に通い始めるが、ある時から疑念を感じる。「この病院、あまりにも人が死にすぎる」と…。

  

おすすめ度★

革命のファンファーレ 西野亮廣 

   

目新しいことはあまりありませんでしたが、だいたい納得できます。ただ、彼の言い方や文章の表現などが、不快感を感じさせます。アンチを作るために計算しているのでは?と言う思惑が見え隠れすることも不快感の理由です。