晴耕雨読で生きる

本を読み、感想や書評を綴るブログです。主に小説。

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2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『陽気なギャングは三つ数えろ』:伊坂幸太郎【感想】|絶体絶命のカウントダウン!

こんにちは。本日は、伊坂幸太郎氏の「陽気なギャングは三つ数えろ」の感想です。 「陽気なギャング」シリーズの三作目。前作「陽気なギャングの日常と襲撃」から約9年が経ち、再び四人が帰ってきました。十年一昔と言いますが、情報化社会では一昔どころで…

『飛騨忍法帖』:山田風太郎【感想】|一人の女に殉じた飛騨忍者の凄絶

こんにちは。本日は、1960年に発表された、山田風太郎氏の忍法帖シリーズ「飛騨忍法帖」の紹介です。 舞台は幕末。主人公「乗鞍丞馬」は飛騨幻法を使う忍者です。幕末の近代化の中で忍者はどこまで存在感があるのでしょうか。忍術の圧倒的な強さと近代兵器の…

『読書は「アウトプット」が99%』:藤井孝一【感想】

こんにちは。本日は、藤井 孝一氏の「読書は『アウトプット』が99%」の紹介です 読書は知識や情報をインプットするための行動です。文芸などはインプットというより読書自体が目的のところもありますが、それでも自身の内に蓄積していく個人的な行為です。…

『medium 霊媒探偵城塚翡翠』:相沢沙呼【感想】|すべてが、伏線。

こんにちは。本日は、2020年本屋大賞第6位、相沢沙呼氏の「medium 霊媒探偵城塚翡翠」の感想です。 4話で構成されていて、各話で事件が起こり、犯人を突き止めていきます。霊媒探偵 城塚翡翠と推理作家 香月史郎の二人で謎を解きます。各話の間にインター…

『店長がバカすぎて』:早見 和真【感想】|マジ、辞めてやる!

こんにちは。本日は、2020年本屋大賞第9位、早見 和真氏「店長がバカすぎて」の感想です。 書店を舞台にした書店員の物語で、契約社員「谷原京子」の一人称で描かれます。第一話から最終話(第六話)までの短編六話で構成され、全てを通じてひとつの物語に…

『線は、僕を描く』:砥上 裕將【感想】|「線」の芸術が、「僕」を救う

こんにちは。本日は、2020年本屋大賞第3位、砥上 裕將 著「線は、僕を描く」の感想です。 水墨画を題材にした芸術小説の一面に加え、青春小説の一面もあります。恋愛を中心とした青春小説ではなく、主人公「青山霜介」の喪失と再生の物語です。著者の砥上裕…

『アクセル・ワールド 02 紅の暴風姫』:川原 礫【感想】

こんにちは。本日は、川原 礫氏の「アクセル・ワールド02 紅の暴風姫」の感想です。 第1巻で、ブラック・ロータスが加速世界に復活(帰還)しました。同時に、彼女のレギオン「ネガ・ネビュラス」も。 思考を加速するブレイン・バーストは単なる格闘ゲーム…

2020年本屋大賞の受賞作

2019年12月〜2020年4月にかけて実施された第17回本屋大賞の受賞作一覧です。 大賞 『流浪の月』凪良ゆう 【得点:432.0点】 2位 『ライオンのおやつ』小川糸 【得点:380.0点】 3位 『線は、僕を描く』砥上裕將 【得点:327.0点】 4位 『ノースライト』横…

定期「2020年3月(弥生)」の読書本

段々と暖かくなっていく季節。爽やかな季節のはずが、世間はコロナで・・・。 三月の読書本は、8作品でした。私のおすすめ度です。 おすすめ度★★★★★ ペンギン・ハイウェイ 森見 登美彦 クドリャフカの順番 米澤穂信 おすすめ度★★★★ アクセル・ワールド 01 …