晴耕雨読で生きる

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定期「2018年6月(水無月)」の読書本

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 梅雨の季節。蒸し暑い環境の中で読んだ本は、7冊でした。部屋の中で、冷房を効かせて本を読む。そんな環境でないと、なかなか本に集中できない。集中力のなさが際立ちます。それでは、6月の読書本のおすすめを。  

おすすめ度★★★★★ 

ーモニー 伊藤計劃  

彼独自の世界観により設定された近未来を舞台に、人間が人間として存在する意味や価値にまで踏み込んだ作品。ストーリーの展開。登場人物の葛藤。時代設定。全てが、伊藤計劃らしい。

飛ぶタイヤ 池井戸 潤 

長編ですがテンポの良いストーリー展開、ジリジリと追い詰められていく主人公の緊迫感。結末の大逆転劇。特に、後半3分の1はページを捲る手が止まりません。 

おすすめ度★★★★ 

ラックペアン1988 海堂 尊  

患者にとって、いい医者とは、一体どんな医者なのだろうか。人格は必要なのだろうか。 この小説は、医者の在り方についても描いています。 

べての教育は「洗脳」である 堀江貴文  

内容に共感するかどうかは別にして、とても面白い。ホリエモンの言葉は、言われてみれば「なるほど」と思うけど、言われるまで気付かない。  

おすすめ度★★★ 

 i 西 加奈子    

アイに対し、肯定的か否定的かは別にして、読者の心に多大な感情を巻き起こす小説です。感動と一言で言えるほど、単純な気持ちではない気がします。

おすすめ度★★  

SOSの猿 伊坂幸太郎  

「猿の話」と「私の話」。それぞれの物語は面白いですし、会話や登場人物は、伊坂幸太郎らしさを感じさせます。ただ、ふたつの物語を関連付ける設定は微妙かな。

おすすめ度★ 

見る黄金地球儀 海堂 尊 

特筆すべき面白さは感じませんでした。全くつまらないという訳ではないのですが、物語の全てがわざとらしく作られたような印象を拭えません。