こんにちは。本日は、ティムール・ヴェルメシュ氏の「帰ってきたヒトラー」の感想です。 ドイツで250万部を売り上げ、映画では240万人を動員しています。好意的な評価ばかりではないにしても、それだけ人々の関心を引いた。 ドイツ人にとってヒトラーとはど…
こんにちは。本日は、メンタリストDaiGo氏の「人を操る禁断の文章術」の感想です。 とても実用的な内容です。文章を作成する時の目的を明確化しています。本書の目的を簡潔に言ってしまえば、 読む⇒言葉に反応する⇒想像する⇒行動を起こす このサイクルを起こ…
こんにちは。本日は、伊坂幸太郎氏の「AX」の感想です。 「グラスホッパー」「マリアビートル」に続く、殺し屋シリーズの第三弾。シリーズといっても物語が直接的に繋がっている訳ではありません。前二作の登場人物も物語の中で登場する、緩めのクロスオー…
こんにちは。本日は、有川 浩さんの「レインツリーの国」の感想です。 有川 浩さんの作品を読むのは2年振りくらいでしょうか。自衛隊三部作のような恋愛小説もあれば、旅猫リポートにようなヒューマンドラマ(猫ですが)もあります。電撃小説大賞から作家を…
こんにちは。本日は、松原 隆彦氏の「文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る」の感想です。 著者の経歴を見ると、本書の内容に付いていけるか心配になります。ただ、タイトルどおり「文系でもよくわかる」なら大丈夫だろう。そう思いながら読み始め…
こんにちは。本日は、円城 塔氏の「Self-Reference ENGINE」の感想です。 円城 塔氏の作品は三作目です。既読は、芥川賞受賞作の「道化師の蝶」と伊藤計劃氏との共著「屍者の帝国」です。「屍者の帝国」は共著というより、ほぼ円城 塔氏の作品だと認識してい…
こんにちは。本日は、ローズマリ・サトクリフの「アーサー王と円卓の騎士」の感想です。 アーサー王物語として知られるものは民間伝承や創作によるものがほとんどです。一般的にアーサー王物語として知られているのは、中世後期に完成したトマス・マロリーが…
こんにちは。本日は、2020年本屋大賞第10位、青柳碧人氏の「むかしむかしあるところに、死体がありました」の感想です。 誰でも知っている昔話をベースにしたミステリー作品です。完全な創作にはなりませんし、誰でも知っているから大幅に改変できません。昔…
こんにちは。本日は、2020年本屋大賞第4位、横山秀夫氏の「ノースライト」の感想です。 著者は警察小説の第一人者です。警察以外の小説も書いていますが、やはり警察ものの印象が強い。警察小説の圧倒的な完成度の高さがそのように印象付けるのだろう。 特…
こんにちは。前回、「『21Lesson』:ユヴァル・ノア・ハラリ【感想みたいなもの】|Ⅳ 真実」の続きです。 Ⅴ レジリエンス 教育 意味 瞑想 終わりに Ⅴ レジリエンス 古い時代が破綻し、新しい物語が登場していない時代における人生を眺めます。知っていること…
こんにちは。前回、「『21Lesson』:ユヴァル・ノア・ハラリ【感想みたいなもの】|Ⅲ 絶望と希望」の続きです。 Ⅳ 真実 無知 正義 ポスト・トゥールース SF Ⅳ 真実 「ポスト真実」の概念から、現在のグローバルな情勢をどれだけ理解できるか。悪行と正義を…
こんにちは。前回、「『21Lesson』:ユヴァル・ノア・ハラリ【感想みたいなもの】|Ⅱ 政治面の難題」の続きです。 Ⅲ 絶望と希望 テロ 戦争 謙虚さ 神 世俗主義 Ⅲ 絶望と希望 前例のないテクノロジーの難題と政治的な対立は、自分たちの見方についてもう少し…