こんにちは。本日は、米澤穂信氏の「遠まわりする雛」の感想です。 古典部シリーズの四作目。シリーズ初の短編集です。神山高校入学後、奉太郎たちの一年間を短編で綴ります。「氷菓」「愚者のエンドロール」「クドリャフカの順番」は文化祭(通称カンヤ祭)…
2月の読書本は6作品、8冊でした。「ホモ・デウス」が読み応えがあったので、作品数は少なめでした。 2月の読書本のおすすめ度合いです。 「おすすめ度★★★★★」はありません。 おすすめ度★★★★ 火星に住むつもりかい? 伊坂幸太郎 おすすめ度★★★ 卒業 東野…
こんにちは。本日は、遅塚 忠躬氏の「フランス革命 ー歴史における劇薬ー」の感想です。 以前、佐藤賢一著「ナポレオン」を読みました。フランス革命はナポレオンを歴史に登場させた要因のひとつです。フランス革命の一連の流れの中にナポレオンは存在します…
こんにちは。本日は、米澤穂信氏の「クドリャフカの順番」の感想です。 古典部シリーズの第三作目。「氷菓」「愚者のエンドロール」で鍵となった神山高校文化祭(通称カンヤ祭)が舞台です。「クドリャフカの順番」を含めて、ひとつの流れになっています。 …
こんにちは。本日は、宮部みゆきさんの「ICO -霧の城-」の感想です。 文庫の巻末にある米光一成氏の解説で、本作がゲームのノベライズであることを知りました。あまりゲームをしないので、初めて聞くゲームの名前です。ノベライズされるほどのストーリー性を…
こんにちは。本日は、雫井脩介氏の「クローズド・ノート」の感想です。 携帯電話サイトで配信されていた作品のようです。私にとってはあまり馴染みのない媒体です。映画化もされています。 タイトルを聞いて思い浮かべるのは映画の初日舞台挨拶です。沢尻エ…
こんにちは。本日は、伊坂幸太郎氏の「火星に住むつもりかい?」の感想です。 タイトルからは予想できない内容です。仙台を舞台に監視社会や国家権力の恐ろしさが描かれます。物語の冒頭は、中世の魔女狩りを連想させながら恐ろしい状況が続きます。現代の魔…
こんにちは。本日は、ロバート・A・ハインライン氏の「夏への扉」の感想です。 SFの名作と言われています。1956年発表なので古典作品になるでしょうか。ロバート・A・ハインライン、アーサー・C・クラーク、アイザック・アシモフはビッグ・スリーと称され…
こんにちは。本日は、東野圭吾氏の「卒業」の感想です。 加賀恭一郎シリーズの第一作目。東野圭吾らしい読みやすい文章ですが、ミステリーのトリックは複雑です。それを読み応えと捉えるかどうかです。 刑事でも職業探偵でもなく、大学生の加賀が事件の謎を…
2020年最初の月の読書本です。今年は去年よりも多くの本を読み、多くの感動を受けたいと思っています。読む本は相変わらず小説に偏ると思いますが。 1月の読書本は9作品です。 おすすめ度★★★★★ ある男 平野 啓一郎 わたしを離さないで カズオ・イシグロ お…
こんにちは。本日は、ユヴァル・ノア・ハラリ氏の「ホモ・デウス 下:テクノロジーとサピエンスの未来」の感想です。 人間至上主義の次は、何の時代が来るのでしょうか。人工知能や遺伝子工学など人間を分析できるテクノロジーが人間の優位性を根拠のないも…
こんにちは。本日は、ユヴァル・ノア・ハラリ氏の「ホモ・デウス 上:テクノロジーとサピエンスの未来」の感想です。 「サピエンス全史」で世界的に注目された、ユヴァル・ノア・ハラリの著書です。「サピエンス全史」は既読ですが、なかなか理解しにくい部…